ずんだは餅より団子が美味い

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蔵王キツネ村に行ってきた話

去る五月中旬、白石・蔵王周辺一泊二日の旅に行ってきた。
初日に赴いた蔵王キツネ村の感想をしたためたいと思う。
 
 
白石市の中心部から西へと車で約30分、くねくねとした山道を若干不安を覚えるくらい登った先、そこに蔵王キツネ村はあった。

車から降りると、ほのか~に漂う獣臭。多数の動物が飼育されているのだから多少におうのは当たり前。
 
しかし入り口近くで玉こんにゃくやらホットドックやらが販売されているのには驚いた。この独特のにおいの中で食欲が沸く人はいるのだろうか……?
 
 
入場料金1000円を支払い、園内での諸注意を受ける。事前にホームページを読んでから行ったのでその復習といった感じ。
 
グーグルマップの口コミでは接客に関して散々な言われようだったのだが、特に感じ悪いということも無く、ただしきっかりかっちりと説明を受ける。
 
 
そして、万を辞してドアを開いたその先には即キツネの楽園が! というわけではなく、コンクリート敷きのちょっとした広場のような空間が広がっていた。
 

 比較的人馴れしていると思しきキツネが数匹小屋につながれ、他にはなぜかモルモットやウサギが。
 
 
ふと見ると広場の一角に何やら行列が形成されていた。
キツネの抱っこ体験の待機列だ! 我々もそそくさとその列に加わる。
 
抱っこ体験の追加料金600円をスタッフに支払い、待ち時間にキツネの抱き方を指導される。入場の際にビビらされているので誰もが真剣に話を聞いていた。
 
そしてついにキツネ登場!

ひええ、かわいい!
この5月という時期を選んだのはそう、子ギツネを抱っこするため。
 
スタッフさん曰くキツネの成長は犬の四倍ほど早く、あと一ヶ月もすれば大人と同じサイズにまで大きくなるらしい。
だからちっちゃな子ギツネを見られるのは本当に限られた時期だけなのだという。

なんという柔らかさ、暖かさ……。そして意外にもかなり大人しい。両手でキツネを抱えるので自力で写真を撮るのはちょっと大変だが、スタッフが巡回して代わりに撮影もしてくれる。
 
 
体験自体は5分程度の短い時間だったが子ギツネの可愛らしさを十分に堪能することができた。
この日キツネ村に到着したのは10時半頃だった。入場して間もなく抱っこ体験のアナウンスが放送されたので、ちょうどいい時間だったかなと思う。
 
 
子ギツネたちとお別れし、今度は放し飼いゾーンへ。

キツネだらけ! みんなまったりとしている。
放し飼いゾーンはわりと広く、そこそこ傾斜があるので歩きやすい靴で行ったほうがいいかも。
 

白いお狐。
 

水飲むキツネ。
ちょうど夏毛に生え変わる時期なのでほっそりしたキツネともっふりしたキツネが入り混じっていた。
 

まだもっふりしているキツネ。近づいても全然逃げない子もいる。
 
放し飼いゾーンの一角には餌やりができる場所がある。
餌は一袋100円。

わらわら集まってくる!
ここ周辺にいるキツネにはまったり感はなく、結構激し目に餌を争い合っていた。
 
 
大量のキツネに大興奮し、斜面を練り歩き、撮影しまくり、ヘロヘロに疲れてしまった。
最後にお土産を購入し、外に出ると時刻は12時過ぎ。
 
心配していた獣臭は思ったほどは強くなく、最後は鼻が慣れてあまり感じないくらいになっていた。
到着時には売れるのだろうかと心配になったホットドッグだったが、今では腹も減ったし買っちゃおうかな……?と迷ってしまうくらい。
臭いに敏感な人はマスクを準備して行ってもいいかもしれない。
 
 

売店で購入した写真集。えげつなくかわいい。
 
 
滞在時間は1時間半くらい。
周辺には観光スポットも多いし、ちょうどいいボリューム感の施設だと思う。
 
次回は紅葉の季節か冬毛の季節にまた訪れたい。