盛岡街歩き1日目
7月上旬、出張で盛岡へと赴いた。
仕事とはいえ、やっぱり観光はしたい。
隙間時間をみつけて(ひねりだして)
ちょこちょこと市街地を散策してきた。
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朝一の新幹線で盛岡へ。
普段よりだいぶ早い時間帯に朝食をとったので、
これでは昼前に腹が減ってしまう……。
ということで、午前のおやつにかの有名な福田パンを購入しておくことに。
うーん、朝から歩くには微妙につらい距離。
あまり時間に余裕はないし……と悩みつつ福田パンのホームページを見てみると、
なんだ買えるじゃないか、盛岡駅で!
ホームページには「メニューの数は少ないですが」と記載されているが、意外といろいろな種類のコッペパンが売られている。
具の種類によって値段もさまざま。
大きさはだいたい20cm位だろうか。でかい。
ここは盛岡っ子のスタンダードスタイル(らしい)あんバターを決めてやりたいところだが、
ボリューム感に気圧されて「ぴいなつ(粒入り)」をチョイス。
バターはね、ちょっと重いかなと。
ひとまずささっと購入して仕事へと急いだ。まことに便利な店舗である。
仕事もひと段落して10時頃、ちょうどいいおやつの時間だ。
やはりでかい。半分食べて残りは午後のおやつに回そうかな、などと思いつつ一口。
うまい!
もっちり かつ ふんわりなオンリーワンの食感。
巷のもちもち系のパンほどぎっちり目が詰まった感じでも無く、かといってふわふわ系パンほど軽くもない。中間。不思議。
中身のピーナッツバターも美味しく、ぺろりと一個平らげてしまった。
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午後。時間が空いたので街歩きといこう。
盛岡の観光スポットは駅から少し離れたところにあるみたい。
市街地を周遊するバス「でんでんむし」に乗って目的地へと向かう。
「上の橋」下車。
盛岡は橋だらけの町。
どこに行っても美しい川辺の風景が見られた。
まず立ち寄ったのは川沿いに建つ「深沢紅子野の花美術館」。
こじんまりとした建物で、所要時間はだいたい15分くらいか。
じーっくり見ても30分くらいだろう。
1階はショップとカフェ、2階は素朴な野の花の絵画、3階は人物画や絵皿などが見られる。
個人的に気に入ったのは3階の人物画。
野の花の絵のように、人物画に描かれる女性もまた素朴な雰囲気。
黒髪ボブの清楚な着物少女とか、なんというか、特定の層にも好まれそうな感じであった。
帰りにショップで購入。
ホタルブクロが気に入ったのだけど、ポストカードにはなっていなかった。残念。
美術館を出て隣の雑貨店「shop+spaceひめくり」をのぞき、それからさらに南下していく。
紺屋町番屋。レトロかわいい建物。
番屋の斜め向かい側、南部せんべいのお店「白沢せんべい店」でお土産を購入。
種類がたくさんあって迷うが、3種厳選。
スタンダードな「かぼちゃ」、話題づくりの「冷麺」、変り種だが外れなさそうな「ココア」。
ココアのみ食べてみたが、ぽくぽくとしておいしかった。
でもなんかあんまり南部せんべいっぽくない。
よく見たらかぼちゃとココアは袋の裏面に「クッキータイプ」と記載されていた。
冷麺味は普通のパキパキとした南部せんべいがベースみたい。
そこから徒歩で5分くらい。
岩手銀行赤レンガ館。
おお、すごい。語彙力がない。
ガチ勢らしきおじさんたちが、強そうなカメラでガンガン写真を撮っていた。
内装もみられる。
見学無料スペースと有料スペースがあって、今回は時間の関係上無料スペースのみ。
2階からの図。
中央ホールで何かイベントがあるらしく、準備中の様子。
バイオの洋館みたいな階段とか、天井の装飾とか、どこを見ても面白い。
無料でもかなり楽しめた。
盛岡行くなら是非寄って欲しい場所だと思った。
赤レンガ館から徒歩5分。
圧倒的存在感。強い。語彙力がない。
しかし今日は暑い。
スーツで歩き回るのもそろそろ限界である。
「ティーハウス リーベ」。
その名のとおり紅茶のお店。
レトロな雰囲気の入り口を抜けると、店主と思しきご婦人に二階へと案内された。
キングオブレトロ。最高か?
尋常じゃなく暑かったので喉がカラカラ。
強気のチョイスでも飲み干せそうな気がする。ということで。
ティーパンチ! 物量がすごい。
たっぷりの果物と、フルーティな風味の紅茶。大満足の美味しさだった。
しかしひとりでこれを頼むのは少し恥ずかしい。
下曲輪跡は町並みもレトロで素敵な場所だった。
紫陽花とお堀の写真を撮り、
県庁市役所前から再び「でんでんむし」に乗って仕事へと戻った。
ちなみに「でんでんむし」は乗車料金一律100円なので
乗車する場所によっては他の路線バスに乗るよりも安く済む。
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本日の締め、夕食。
暑さと湿気の中、仕事に観光にと忙しくもうへとへと。
夕食は宿に近い場所、盛岡駅周辺でとりたいところ。
そこで駅のすぐ目の前の焼肉屋さん「盛楼郭」へと向かった。
頼んだのはもちろん盛楼郭冷麺(辛味別)!
お腹に自信がなかったので焼き肉は注文せず。
(辛味別)←これ大事らしい。
自分好みに辛さを調節。
これでもかというぐらいコシのある麺がたまらない。
お肉は甘辛のタレで煮てあるのかな?
ジューシーなタイプではなく噛めば噛むほど味が出てくる系。
別盛りにしてもらった辛味(キムチ?)は
酸味がかなり強めのタイプで、個人的には好みの味ではなかった。
スープと混ぜちゃうとそんなに酸味は感じなくなるけど。
でもとにかく麺とスープがうまい。冷麺最高です。
一日目は以上。
この日立ち寄った場所はこちら
二日目に続く。